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切磋琢磨

今日は、頂いた質問の中から答えていきたいと思います。
Q. 効果的なアドバイスをするためには、どうすればいいでしょうか?

A.
まず、アドバイスは受け手の状況次第で変えないといけません。全ての人に役立つアドバイスなんてありません(と思います)。例えば、球界の有名人2人が『評価』について語ると、まったく正反対のコトを語りだすんです。

イチロー選手は著書の中で
『第三者の評価を意識した生き方はしたくない。
自分が納得した生き方をしたい。』

と語り、

名将・野村克也さんは著書の中で
『その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。
人間は人の評価で生きている。自分の評価より、
他人が下した評価の方が正しいのである』

と語る。

お二人の考えはどちらとも正しいのだと思います。自分が納得する道を歩けているイチロー選手は自分が納得する生き方をすべきだと考え、チーム選手を強くしないといけない野村氏は評価基準を選手の外において成長させたいと考える。当然と言えば当然です。

このように『評価』という同じキーワードだけでも、異なる解釈が存在するとなると、気軽に人にアドバイス出来なくなります。相手の状況を深く理解できていないとダメだからです。

こんな時、ボクはこのようにアドバイスしています。

「まずは順じてみては」と。

イチロー選手のように自分に納得して生きれている人は残念ながらマイノリティーだと思います。多くの人が自分自身に迷いを持ちながら懸命に生きています。だとすれば、親身に自分のコトを考えてくれる他人の意見に従ってみてもいいのではないかと。あえて自分をもたなくしてみることで、学ぶことがあるのではないかと。

ただし、準じた結果を評価するのは自分自身でしないといけません。そうやって自分を磨いていけばいいんです。人というのは怠惰な生き物です。気を抜くと居心地の良い環境に身をおきたいと思いがちです。しかしそれでは自分を磨く事ができません。「切磋琢磨」。どの言葉も痛みがともないそうな文字ですね。

アドバイスをする人は、親身にその人を考えてあげ長期的な視点にたって成長できる道を示してあげること。アドバイスをうける人は、耳が痛くてもまずは順じてみること。それが大切です。

sessatakuma

ご参考:切磋琢磨
「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨くことを意味する。

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