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盗め。

人間も動物だ。

突然で驚かれたかもしれませんが、まずは頭をクリアに。

人間も動物です。

ヤギのお母さんが仔ヤギを出産しました。産み落とされた真っ白な命の塊にはまだ羊水膜の破片がついています。器用に舌を使って膜を取り除いてあげる母ヤギ。産み落とされた仔ヤギは鳴き声を出しながら世界のニオイを感じます。その数時間後、母乳をもとめてヨチヨチ仔ヤギは歩き出しました。

卵から孵化したばかりの小鳥が、母鳥の帰りを巣の中で兄弟達と一緒にまっています。親鳥が喉にのみこんだ虫をもって帰ってきました。小鳥は母鳥の喉から器用についばみ、成長していきます。巣立ちの日、母鳥は先に飛び去ってしまいます。これまで、何度もみてきた飛ぶ瞬間。小鳥たちは、しっかりと自分の力で羽ばたき巣立ちしていきました。

仔ヤギも小鳥も授業のようなレッスンを受けていません。目の前にいる母親と同じ行動をしているだけなんです。目から入る情報で動物は学ぶ事が出来ます。

ところで、フランス・ドゥ・ヴァールの著書『サルとすし職人』に面白い一節があります。ドゥ・ヴァール博士によると、日本では、寿司職人の見習いは、親方が寿司をにぎるところを三年間、ひたすら見ている。いよいよ初めて寿司をにぎるときには、すばらしい仕事をするそうです。

手を動かさないと学べないと思っている人も多いのですが、見ているだけでも学ぶことは出来ます。問題はどう見るか、どう疑問をもち、どう見ている動きを理解するか。

人間も動物です。

見て学ぶというキモチで日々の仕事をすること。先輩の動きから学ぶこと。先人はそれを“盗む”と言いました。若い人はもっともっと積極的に盗みましょう!

nusume

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