ある旅人が歩いていると、石を切り出している三人の若者たちに出会いました。
トントントン
一人目の若者に何をしているか聞いてみました。
「何をしているんだい?」と旅人。
すると一人目の石切りはこう答えました。
「旅人さん、私は石を切っているんですよ。」
そこで、旅人は二人目にも同じ質問をしてみました。
「旅人さん、私は石の門柱を作っているんですよ。」
二人目で何をしているか分かった旅人ではありましたが、せっかくなので3人目にも同じ質問をすることにしてみました。
「何をしているんだい?」
すると、三人目の石切りは目を輝かせながら、こう答えました。
「旅人さん、私は明るい日本のココロを支える為に、ここに神社を建設しているんですよ。」
まったく同じ作業をしている三人の石切りでも、キモチが違えばきっと出来栄えも違ってくるものではないでしょうか。たとえ上手くいかないことがあっても、そこで諦めず、それを過程として、やらなくてはいけない時だと理解できるのではないでしょうか。
チョキチョキチョキ
「ボクは髪を切っているんですよ。」
チョキチョキチョキ
「ボクはショートスタイルをカットしているんですよ。」
チョキチョキチョキ
「ボクはお客様が毎日笑顔で過ごせるように、スタイリングしやすく手入れをしやすいショートスタイルをカットしているんですよ。」
目的意識をどこにおくかで異なってくる結果。そういうココロが大切だなと思うんです。