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働くということ

何事も損得で考えてしまう人がいます。

例えばアルバイト。『同じ時給なら楽できたほうがいい』。商売は接客業という事を忘れてまるでこっちがベルトコンベアーに乗っているかのような無表情対応&流れ作業。顔の筋肉を動かすことさえにも損得勘定が入ってしまうのでしょうか。だからこそ、時々いる笑顔のアルバイトさんに当たると嬉しくなるんです。まぁ、それが基本であるべきなのですが。

母親一人で育てられたある人がいました。家庭は苦しく牧場の住み込み仕事で日々の生計をたてていました。お金がなければ働かなくてはいけない。まだ遊びたい年齢(10歳)でしたが家計を助けるため仕事にでました。働いていると鳥や昆虫に気が向きます。年齢的にも仕方がありません。でも、それが雇い主にとっては気に食わない。真剣に働いていないという理由で解雇されてしまいました。とぼとぼと家に戻り、母親に首になった事を話しました。そうすると母親は怒らず「仕事に必要なことはベストを尽くすこと」と教えてくれました。

大人になるまでに彼は20以上の仕事を経験しました。生きていくためです。雇われ仕事であっても、母親から言われた「仕事に必要なことはベストを尽くすこと」という言葉を胸に頑張り続けました。ある時、ガソリンスタンドの経営をまかせられました。競合よりも2時間も早く朝5時にオープンさせ、またガソリンスタンドでは業界初の窓ふきサービスを始めたのも彼が初めてでした。

39歳の時、世界大恐慌がおきガソリンスタンドの経営は悪化、閉鎖を余儀なくされました。そんな時、彼に声をかけたのが石油会社の社員でした。常々、彼の働きぶりを評価した人が彼の知らないところにいたんです。そして彼は別のガソリンスタンドの経営をまかされました。

ガソリンスタンドの経営をしていると、お客様から「ここらへんで食事ができる場所はないか?」と聞かれることがありました。何もない田舎町でしたから、特にご紹介するレストランもありませんでした。その時、「仕事に必要なことはベストを尽くすこと」という母の言葉が脳裏をよぎりました。そしてガソリンスタンドの一箇所にテーブルをおいて「サンダースカフェ」をオープンさせました。

その彼とは、後に世界中にケンタッキーフライドチキンを展開することになるカーネル・サンダースその人です。彼は決して世界中の人を喜ばせるフライドチキンチェーン店をオープンさせようと思って事業を始めたわけではありません。ただ目の前にいるお客様を笑顔にしたい。その一心で頑張っただけです。

仕事とは、目の前にいる人を笑顔にすること。そうカーネル・サンダースは教えてくれています。

みなさんの一週間がステキに輝きますように。

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