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ある男の話

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ある農家の男が早起きをして畑を耕そうとしました。ところがトラクターの燃料が切れていたので、近くまで買いに行きました。途中で家畜のブタに餌をやっていないことに気づき、納屋に餌を取りに行きました。すると、ジャガイモから芽が出かかっているのを見つけました。「これはまずい」と思い、一生懸命ジャガイモの芽を取っているうちに、暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ行きました。

薪を持って、家に向かっているとニワトリの様子が変です。その場で応急処置をほどこし、薪を持って家に帰りました。家に着いた頃には外は真っ暗で畑仕事はできないと諦めました。

男は「ヤレヤレ忙しい1日だった」と思いながら床に入ると、大切なことを思い出したんです。「あっ、畑を耕していない」。

人生なんてこんなものなのかもしれませんね。一つ一つの事象はそれぞれ男にとっては大切なことばかりです。出てきた順番に対応することが悪いことだと思わない人もきっといるでしょう。

この日に男がやったことを書き出すとこうなります。この日6つの仕事に気づきましたが、結局できたのは4つでした。

■やったこと
・トラクターの燃料購入
・ジャガイモの芽取り
・薪を家に移動
・ニワトリの応急処置

■やっていないこと
・畑を耕す
・豚の餌やり

もう少しだけ整理してみましょう。例えばこれらの仕事のうち、日中以外にもできる仕事は何かとみると
・トラクターの燃料購入
・ジャガイモの芽取り
・薪を家に移動

です。もしこの男が1週間の予定表を作っていたら、前の日の夜にこれらの仕事をこなしていたら、豚もお腹をすかしたまま放置されず、畑もきちんと耕せたはずです。もしかしたら、こんな餌やりの仕方をしていたからニワトリが病気になってしまったのかもしれません。きちんとしていたらこの仕事自体が不要だったこともありえます。

もしかしたら、この投稿を月曜日の朝に読んでいる皆さんの今日一日の勝負は昨日の時点でついてしまっているのかもしれません。

心を失うと書いて「忙しい」。忙しいことを理由に大切なことを見逃さないように。そして、みなさんの一週間がステキに輝きますように。

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